飲食店、テークアウトに活路 「新たな主力事業に」

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会席料理屋「二木屋」代表の森田まり子さんが考案したテークアウト用メニュー「鹿児島産黒毛和牛すきやき重」=さいたま市中央区(竹之内秀介撮影)

会席料理屋「二木屋」代表の森田まり子さんが考案したテークアウト用メニュー「鹿児島産黒毛和牛すきやき重」=さいたま市中央区(竹之内秀介撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令され、対象地域の飲食店は深刻な打撃を受けている。外出を控える動きが定着する中、業界関係者が活路を見いだしているのがテークアウト(持ち帰り)だ。売り上げの落ち込みを補うため、新たにテークアウトに参入する動きも目立っている。

 さいたま市中央区の会席料理屋「二木屋」の3月の利用客数は約1900人で、平年同月に比べて約4割も減少した。代表の森田まり子さん(44)は「東日本大震災の直後以上に厳しい状況だ」と語る。

 そこで、挽回を期して新たに導入したのがテークアウトメニューだ。森田さんが料理長と相談して考案した商品は、テークアウト用の「鹿児島産黒毛和牛すきやき重」(税込み3500円)。肉質の細かいサーロインを使っており、とろけるような柔らかい食感が特徴だ。

 森田さんは「これをきっかけにテークアウトが新たな主力事業になる可能性もある」と手応えを語り、「こんな状況だからこそ、自分たちに何ができるのか考え抜きたい」と前を向く。

 埼玉県を中心に1都6県で約160店舗を展開する外食レストランチェーン「山田うどん食堂」は、これまで定食や丼ものに限っていたテークアウトメニューに、2月28日からうどんやそばを加えた。

 同社によると、通常、テークアウトの売り上げは全体の1%程度に過ぎないが、先週末は約3%に伸びたという。江橋丈広営業企画部長は「ここまで需要が高まるとは予想外だった。外出できない中で、せめて自宅で外食の味を楽しみたいという方が増えているのではないか」と分析している。(竹之内秀介)

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