「現場の努力無駄にした」 関電の金品受領問題、若手社員が経営陣を批判

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若手社員と意見交換する関西電力の稲田浩二副社長(右)=10日午後、大阪市北区の関電本店

若手社員と意見交換する関西電力の稲田浩二副社長(右)=10日午後、大阪市北区の関電本店

 関西電力は10日、稲田浩二副社長ら経営幹部と社員が金品受領問題の再発防止策などを話し合う初の意見交換会を開き、報道陣に一部を公開した。参加した若手社員の1人は「現場の業務、努力を一瞬にして無駄にする行為だ」と述べるなど、問題をめぐる経営陣の対応を批判した。役員らと社員の意見交換会は6月末までに計50回以上開く予定。

 会合には、20~30歳代の若手社員10人が参加。役員らが減額された役員報酬を退任後に秘密裏に補填(ほてん)されていた問題などをめぐって、「『全社一丸となって』というフレーズは空虚なものだ」「意見をいうと不利益になる体質を感じる」などと述べ、同社の企業風土について問題点を挙げた。

 稲田副社長は「私自身を含めて役員が社員目線を持てていたのかあらためて振り返りたい」と反省の弁を述べた。

 役員ら75人が福井県高浜町の元助役(故人)から総額3億6千万円相当の金品を受け取っていた問題で、社外弁護士らによる第三者委員会は「極端な内向き文化」「ユーザー目線の欠如」などと指摘。企業風土改革のため、若手をはじめ社員の意見を聞くことを求めていた。

 意見交換会で出た提案内容は、業務改善計画の実行に生かしていくという。

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