「芸術家の背中を見せてもらった」大林監督死去 平田オリザさん



映画監督の大林宣彦さん(柿平博文撮影)

 「時をかける少女」など広島県尾道市を舞台にした青春映画で知られる映画監督の大林宣彦さんが10日、82歳で亡くなった。

 おいで劇作家、演出家の平田オリザさんは「皆さんがご存じの通り映画が大好き、芸術が大好きでした。小学生だった僕に『演劇や映画をゼロから作る芸術家は神様みたいな存在なんだよ』と話してくれました。日本の芸術家はなかなかそういうことを言わないけれど、そうした感覚があったのはCMディレクター時代に海外での仕事が多く、広い視野があったからかもしれません。僕は芸術家としての背中を、小さい頃から見せてもらいました」と話した。



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