ミニシアター支援の基金を設立 映画監督ら 





営業停止が続く北京市中心部のショッピングモールにある映画館=9日(三塚聖平撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い休業している小規模映画館の運営継続を短期的に支援する「ミニシアター・エイド基金」が13日、設立された。

 「外出自粛が3カ月続くと閉館の危機に直面する」小規模映画館の運営者に150万円を分配する。総額1億円を目標に、インターネットの「クラウドファンディング」で5月14日まで資金を募る。現在、対象劇場は67。

 発起人を務める映画監督の深田晃司さん、濱口竜介さんらはオンラインで会見し、「経営基盤の小さなミニシアターは、この1、2カ月を乗り越えないと確実に経営危機に陥る。行政の支援を待てない」「さまざまな国の映画を上映するミニシアターは、文化の多様性を支えている」と緊急性と重要性を説明した。

 「万引き家族」の是枝裕和さんや「この世界の片隅に」の片渕須直さんらも賛同のコメントを寄せた。



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