週明け13日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反落し、前営業日の9日と比べ328・60ドル安の2万3390・77ドルで取引を終えた。間もなく発表が本格化する2020年1~3月期の企業決算が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で悪い内容となることへの警戒感から売りが優勢となった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は38・85ポイント高の8192・43。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が原油の協調減産で最終合意したが、需要が急激に落ち込んでおり、対応が不十分との見方が広がった。米原油先物相場が下落し、株式相場の重荷となった。
銘柄別では、アナリストによる投資判断の引き下げが伝わった建設機械のキャタピラーの下げが目立った。業績悪化への懸念から金融のJPモルガン・チェースも売られた。(共同)