丸紅が欧州でのサーモン陸上養殖に参入、デンマーク社を子会社化

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 丸紅は16日、サーモンの陸上養殖事業に参入すると発表した。デンマークの同事業会社の株式66・7%を日本水産の欧州子会社と共同で取得した。

 今回、子会社化したデンマークのダニッシュ・サーモン(DS)は、全工程を陸上で淡水タンク・海水タンクと分けて、稚魚から出荷サイズである5キロ程度まで育てる閉鎖循環式システムでの養殖事業を手掛ける。年間1千トンの生産実績をもち、同方式の養殖事業者としては世界的にトップクラスとなっている。

 丸紅はDSの株式の過半数を保有する。出資額は非公表だが、数十億円とされる。今後、欧州での事業強化に加え、陸上サーモン養殖事業の世界展開を進めていく方針だ。

 水産物需要は、新興国での食生活の質向上や、先進国におけるヘルシー志向で拡大を続けている。その一方で、サーモンは海面養殖に適した沿岸地域が限定されていることから、陸上養殖は、有望視されている。

 丸紅は、世界の水産物需要に応えることに加え、環境に配慮した水産物を安定供給で、社会課題の解決につなげる。

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