飲食代の支払いを免れるため、店の女性に暴行を加えてけがを負わせたとして、神奈川県警鶴見署は16日、強盗致傷の疑いで、横浜市鶴見区朝日町の建設作業員、喜屋武(きやん)辰哉容疑者(26)を逮捕した。「殴ってしまった。代金を払ったかどうか覚えていない」などと供述している。
逮捕容疑は15日午前3時35分ごろ、同区浜町のスナックで、代金1千円の支払いを免れるため、経営者の女性(74)の顔面を殴るなどの暴行を加え、顔や頭などに全治約1カ月のけがを負わせたとしている。
同署によると、喜屋武容疑者は同日午前3時ごろ、酔った状態で1人で来店。30分余りが過ぎ、女性が閉店準備のため「帰ってほしい」と告げたところ、激高して犯行に及んだ。当時、店内は女性と喜屋武容疑者の2人だけだった。女性の家族が110番通報。防犯カメラの映像や、店内でみつかった遺留品などから喜屋武容疑者を特定した。