東証、続落 米経済の悪化懸念


 16日午前の東京株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う米経済の悪化を懸念する売り注文が広がり、日経平均株価は続落した。下げ幅は一時300円を超えた。

 午前9時15分現在は前日終値比267円14銭安の1万9282円95銭。東証株価指数(TOPIX)は17・79ポイント安の1416.28。

 15日公表の3月の米小売売上高と米鉱工業生産指数が記録的な低水準に落ち込み、新型コロナが米景気に及ぼした深刻な打撃が改めて浮き彫りになった。15日の米ダウ工業株30種平均は前日比445.41ドル安で取引を終えており、16日の東京市場の重荷となった。日本でも感染確認者の増加が続いており、投資家の慎重姿勢が目立った。



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