米金融大手ゴールドマン・サックスは17日までに、新型コロナウイルスによる都市封鎖の影響で、米アップルの2020年4~6月期のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の出荷台数が前年同期と比べて36%落ち込むと予測した。
20年1~6月期は24%減。10~12月期に2%減にマイナス幅を縮めるとしている。都市封鎖を行った中国市場で、2月の出荷台数が前年同月比53%減だったとのデータから推計したという。
ゴールドマンは「アップル製品の利用者が減るわけではない。製品を長く使い続けたり、低価格の機種を選んだりすると想定している」と説明している。
アップルは2月にアイフォーンの供給不足に加え、中国市場で需要が落ち込んでいるとして1~3月期の売上高予想を達成できない見通しだと発表した。今月30日に決算を発表する予定。(共同)