中国海洋調査船、EEZ内に再び進入 ベトナム警戒強化

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 【シンガポール=森浩】中国の海洋調査船がベトナムの排他的経済水域(EEZ)に14日、侵入していたことが分かり、ベトナムが警戒を強めている。16日にはマレーシアやブルネイの近海に移動したもよう。

 南シナ海には海底に油田天然ガス田など豊富な天然資源が存在するとみられているが、調査はほとんど進んでいない。新型コロナウイルス蔓延(まんえん)を受けても、海洋進出する中国の強硬な姿勢が浮き彫りになった。

 米空母で新型コロナウイルス感染が広がり、即応能力低下が指摘されている中で、隙を突かれた形だ。

 ロイター通信などによると、中国の海洋調査船「海洋地質8号」は14日、ベトナム沿岸から158キロの地点で確認された。ベトナム外務省は声明で「すべての国が国連海洋法条約や国際法の関連規定に従うことを要求する」と反発した。

 中国とベトナムをめぐっては、4月2日に南シナ海のパラセル(同・西沙)諸島付近で、中国海警局の船がベトナム漁船に体当たりして沈没させる事故が起きた。ベトナム政府に加えて米国やフィリピンも中国を批判した。中国の調査船は昨年も、南シナ海で海底の調査などを行っている。

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