防衛省、辺野古移設へ設計変更を申請　軟弱地盤を改良

　防衛省沖縄防衛局は２１日午前、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の名護市辺野古移設計画をめぐり、埋め立て予定海域の沿岸部で見つかった軟弱地盤の改良工事を行うため、公有水面埋立法に基づき設計変更を沖縄県に申請した。

　辺野古移設に反対している沖縄県の玉城デニー知事は申請を承認しない構えで、混乱の長期化も予想される。

　防衛省はこれまで、軟弱地盤改良工事に関する有識者会議による検証作業を重ねてきた。周辺環境に大きな影響は出ないとする防衛省の説明に有識者から異論は出なかった。

　政府の試算では移設完了までの工期は約１２年、経費は９３００億円とされている。