スリランカ連続テロから1年 脅威継続、「2度目のテロ」計画も判明

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 【シンガポール=森浩】日本人1人を含む250人以上が死亡したスリランカ連続テロから21日で1年を迎えた。捜査当局は犯行に関与したとみられるイスラム過激派の掃討作戦を続けているが、再度の犯行計画が明らかになるなど大規模テロへの不安はなお継続している。

 連続テロは昨年4月21日、コロンボのキリスト教教会など計6カ所で発生。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の影響を受けたイスラム過激派「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」が関与したとされる。グループを率いたザフラン・ハシム容疑者はテロ現場で自爆して死亡した。

 警察当局はこれまでにNTJ関係者ら計197人を拘束するなど掃討作戦を継続しているが、組織の全容解明には至っていない。警察当局は、今月19日の会見で国内で2度目のテロ計画が進行していたと発表。南アジアの国でテロを実施し、スリランカに帰還した犯人をかくまう計画もあったという。

 テロへの警戒が継続する一方、国民には異なる宗教への不信感が芽生えており、少数派イスラム教徒の店舗や住居が襲撃される事件が相次ぎ、死者も出ている。地元カトリック教会トップは今月、宗教間対立を避けるよう呼びかけたが、社会の分断は容易には収まりそうにない。弟がテロで殺害されたコロンボのキリスト教徒の男性(49)は「これまで宗教が共存してきた社会にテロが与えた影響は計り知れない」と話した。

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