【ワシントン=黒瀬悦成】米CNNテレビ(電子版)は20日、米情報当局者の話として、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が手術を受けた後、重体に陥っているとの情報があると伝えた。別の情報当局者はCNNに対し、金氏に健康不安があるとの情報の確度は高いとしつつ、状態がどの程度悪いかを評価するのは困難であると述べた。
韓国のウェブ新聞「NKニュース」によると、金氏は12日に心血管の手術を受けたとしている。
金氏は今月11日を最後に動静が確認されておらず、15日の故・金日成主席の誕生日にあたる「太陽節」にも姿を見せなかったため、健康状態などに関し臆測が広がっていた。
金氏は2014年にも1カ月以上にわたり動静が伝えられず、後に足首ののう胞を除去する手術を受けていたとみられることが判明している。