米、移民受け入れ60日間停止へ大統領令 米国人雇用を優先で

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移民審問のため米国との国境橋で待機するメキシコの人たち=21日、シウダード・フアレス(ロイター)

移民審問のため米国との国境橋で待機するメキシコの人たち=21日、シウダード・フアレス(ロイター)

 【ワシントン=住井亨介】トランプ米大統領は21日、ホワイトハウスで記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、移民の受け入れを60日間停止すると明らかにした。22日にも大統領令に署名する。経済活動が停滞する中、外国からの労働者流入を抑制することで米国人の雇用を守るのが狙い。

 トランプ氏は記者会見で「一時停止により、職を失った米国人の雇用を最優先する」と述べた。米国永住権(グリーンカード)を求める移民が対象で、短期の労働者ビザなどは対象とならない。60日間の停止後、雇用状況などを踏まえて延長などを検討する。

 新型コロナ対策で多くの企業が活動停止などに追い込まれ、これまでトランプ政権が誇ってきた「低失業率」が失われる事態となっている。

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