ウーバー「乗らないで」 クライスラーも異例の広告





車内をスプレーで消毒する米ウーバーの運転手=3月9日、ニューヨーク(ロイター=共同)

 米配車大手ウーバー・テクノロジーズや欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が24日までに、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、自社のサービスや車に「乗らないで」と訴える広告を展開し始めた。自社の業績に影響する可能性もあり、米メディアは異例の対応と伝えている。

 ウーバーは約1分間のCMをインターネットの動画投稿サイトを通じて配信。室内でダンスをしたりテレビ電話をしたりして過ごす人たちの場面をつなぎ、「自宅にいよう。それができない人のために。ウーバーに乗らないでいてくれてありがとう」と呼びかけた。

 FCAは、米プロフットボール「NFL」の王者を決める2月のスーパーボウルで流したCMを編集。俳優のビル・マーレイさんが午前6時に目を覚ます場面は同じだが、スポーツタイプ多目的車(SUV)「ジープ」で出掛ける姿の代わりに、大自然の中を走るジープの映像を流し、「全てが終われば、あの道が待っている」というメッセージを重ねた。(共同)



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