千葉市消防局は28日、面識のない女子大学生の車に乗り込み、胸を触るなどのわいせつ行為をしたとして、緑消防署の内山翔太消防司令補(35)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。
消防局によると、内山司令補は2月5日、千葉市中央区の駐車場にとめた大学生の車に突然乗り込み、わいせつな行為をした上、首などに軽傷を負わせ、現金7千円を奪ったとして、3月25日に強盗・強制性交の容疑で千葉中央署に逮捕された。その後、不起訴処分になったが、消防局は、公務員にあるまじき行為として処分した。大学生との間では示談が成立しているという。
内山司令補は消防局の聞き取りに「遊びに誘うのが目的だった」などと説明。事件当時、内山司令補は緑消防署で開かれた災害派遣に関する研修後の懇親会や2、3次会で酒を飲み、酔っていたという。
消防局は管理監督責任を問い、前消防局長の総務局参与(60)を戒告処分、消防局長(58)を訓告処分にした。