ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が29日に発表した2020年1~3月期決算は、最終利益が前年同期比86%減の4億500万ユーロ(約470億円)だった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために各国で実施されてきた外出制限が響き、自動車需要が縮小。販売台数が23%減の200万6千台に落ち込むなど苦戦した。
VWはドイツ国内外の工場で生産を徐々に再開している。だが新型コロナの終息は見通せず、完全な正常化までには時間がかかりそうだ。
売上高は8%減の550億5400万ユーロだった。(共同)