清水建設、工事を再開へ コロナで中断の13都道府県


 大手ゼネコンの清水建設は6日、新型コロナウイルス流行の影響により13都道府県で止めていた工事を順次、再開すると発表した。感染拡大を防ぐために定めた基準を満たすことが条件。関係者と協議を進め、早い現場では11日から本格的に再開する見通しだ。

 作業員らの常時マスク着用や、現場に入る際の検温、消毒態勢の整備などを徹底する。同社は再開の理由について「雇用の確保など、経済活動の維持のために工事を進めることが重要と判断した」と説明している。

 清水建設は4月13日、政府による緊急事態宣言の当初の対象地域だった7都府県で工事を中断する考えを表明した。その後、対象を13都道府県に拡大。現在は約630ある現場の8割以上で工事が止まっているという。

 大手ゼネコンでは鹿島や大林組も緊急事態宣言を受け、全国で工事を原則中止する方向で発注者と協議を進めていた。



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