千葉県松戸市役所で包丁をちらつかせたとして、県警松戸署は13日、銃刀法違反(刃物携帯)の疑いで千葉県松戸市根本の自称無職、大谷剛容疑者(39)を現行犯逮捕した。大谷容疑者は容疑を認めている。
同市によると、大谷容疑者は国民に一律10万円を配る特別定額給付金の担当室を訪れ、「3、4日何も食べていない。今すぐ10万くれ」と要求。担当職員が「順番に対応しているので今すぐには渡せない」と回答したところ、「今すぐ金をもらえないならここで死ぬ」と言い、持っていた手提げかばんから包丁を出したという。
騒ぎを見ていた別の職員が110番通報。駆け付けた松戸署員に現行犯逮捕された。
逮捕容疑は同日午前9時20分ごろ、正当な理由なく、市役所で刃渡り約16センチの包丁1本と刃渡り約8・4センチのカッターナイフ1本を携帯したとしている。