ウーバー、料理宅配買収か コロナ需要、米競合と交渉

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米ニュージャージー州のあるウーバーのオフィス(AP)

米ニュージャージー州のあるウーバーのオフィス(AP)

 米ウーバー・テクノロジーズが、料理宅配サービスの競合相手の米グラブハブを買収する交渉を進めていることが12日、分かった。新型コロナウイルス感染症の流行で主力の配車サービスの苦戦が鮮明になり、需要増が続く「ウーバーイーツ」を強化する狙いがあるとみられる。米メディアが報じた。

 米料理宅配サービス業界は新規参入が相次ぎ、顧客獲得競争が激化。グラブハブは業績が振るわず、今年に入り身売り説が浮上していた。グラブハブは声明で、業界再編は「理にかなっている」と指摘。ウーバーとの交渉を巡っては「臆測にはコメントしない」として言及を避けた。

 日本でも展開中のウーバーイーツは売上高が大幅に伸びているが、なお赤字の状態だ。各市場でシェア2位以内に入る目標を掲げており、グラブハブを買収できれば、米市場で首位に躍り出る可能性がある。(共同)

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