自民党の石破茂元幹事長は14日、石破派(水月会)の会合で、検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案に異論が相次いでいることに関し「昭和56年に国家公務員法が改正されたときに『(定年制は)検察官には適用しない』と答弁している。なぜ、変わったのかという説明を受けないと国民に説明できない。国民に納得いくように理解してもらえる状況だとは全く思わない」と述べた。
一方、野党が黒川弘務東京高検検事長の定年延長を閣議決定したことと結び付けて政権批判していることについては「法改正と検事長問題は論理的に関係ない。黒川さん問題とごちゃごちゃにするから話が混乱してくる」と語った。