エアバス1万人超削減案 新型コロナで航空業界への打撃深刻





エアバスのA320=3月23日、ドイツ・フランクフルト(ロイター)

 欧州航空機大手エアバスが人員削減を検討していることが14日までに明らかになった。新型コロナウイルス感染症の流行に伴って運航を縮小した航空各社への機体納入が延期になり、業績が悪化。従業員の一時帰休や減産に踏み切ったが、もう一段の対応が必要と判断した。

 複数の海外メディアが報じた。13万4千人程度の従業員のうち、1万人超を減らす案も浮上。新型コロナ流行の第2波への懸念が強まる中、経営不振に陥っている米大手ボーイングを含め、航空機業界への打撃は深刻さを増しそうだ。

 ロイター通信によると、エアバスのフォーリ最高経営責任者(CEO)は幹部らに「会社の規模を見直さなければならない」と伝えた。6月末ごろまでに計画が固まるとしている。(共同)



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