ソニーが金融完全子会社化 4千億円でTOB検討





ソニーは金融事業の子会社について完全子会社化を目指す

 ソニーは、金融事業の上場子会社ソニーフィナンシャルホールディングスを完全子会社化する方針であることが19日、分かった。約4千億円を投じて株式公開買い付け(TOB)を実施する方向で検討。ソニーが持つ人工知能(AI)などの技術を銀行、保険事業に生かして成長を目指す。同日中に発表する。

 また、ソニーと米マイクロソフト(MS)は19日、AIを使った映像解析の分野で協業すると発表した。カメラの画像処理を担うソニーの「イメージセンサー」とMSのAIを組み合わせて、小売店や工場などの運用改善に役立つサービスを提供する。

 ソニーのAIを搭載したイメージセンサーとMSがクラウドで展開するAI機能を連携させて、映像から必要な情報の抽出を迅速に行える。工場や倉庫で作業員の動きを検知して事故を防いだり、小売店で陳列棚の欠品状況を把握して補充するタイミングを検出したりする際に効率性が高まるという。



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