29日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日比17・53ドル安の2万5383・11ドルで取引を終えた。香港情勢を巡る米中対立激化をにらんで不安定な値動きだった。
下げ幅は一時360ドルを超えた。だが、トランプ米大統領が表明した対抗措置が市場予想と比べ厳しくないとの見方から買い戻しが広がった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は120・88ポイント高の9489・87だった。
銘柄別では、金融・旅行のアメリカン・エキスプレスや航空機のボーイングの下落が目立った。通信機器のシスコシステムズは買われた。(ニューヨーク 共同)