衰弱した乳児放置疑い、23歳母を逮捕 千葉県警

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 今年1月、衰弱した当時生後10カ月の次女を放置したとして、千葉県警は3日、保護責任者遺棄の疑いで、母親の自称住所不定、無職、小西理紗容疑者(23)を逮捕した。次女は搬送先の病院で死亡が確認された。県警は育児放棄とみており、保護責任者遺棄致死容疑で経緯を調べている。

 逮捕容疑は1月3~25日ごろ、当時住んでいた千葉県市原市ちはら台のアパートの一室で次女の紗花(すずか)ちゃんに食事を与えず、適切な医療措置を受けさせることなく放置したとしている。紗花ちゃんに目立った外傷はなく、低栄養と脱水による衰弱死とみられるという。

 県警によると、1月25日に別居中の夫から「妻から、子供が息をしていないと連絡があった」と110番通報があり、駆けつけた救急隊員が心肺停止状態の紗花ちゃんを発見した。事件当時、小西容疑者は長女(5)、長男(3)、次女と4人で暮らしていたが、長女と長男の健康状態に問題はなかった。

 小西容疑者には精神科の通院歴があり、事件直後に県内の医療機関に入院。県警は退院を待って3日に逮捕した。

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