高温多湿な日本の夏。湿気や汗でベトつき、なかなか寝付けなかったり、冷房をつけたままで寝て体調を崩してしまうという人もいらっしゃるのではないでしょうか?汗をかいてもベタつかず、サラッとした快適な肌触りをキープ、そして、自宅で洗濯でき、すぐに乾く寝具が理想です。夏の寝具には多くの機能が求められますが、そんな理想をかなえてくれるのが麻の寝具です。
今回は数多くある麻寝具の中から、良質な麻織物製品を提供している滋賀麻工業の手掛ける「リネンヘンプ」の寝具をご紹介します。同社は1944年の創業以来、琵琶湖東地域の伝統産業「近江の麻」と共に歩んできました。<産経ネットショップ>
滋賀県、琵琶湖の東岸にある「近江の麻」の湖東産地は、麻の製織・加工に欠かせない高い湿度ときれいな水に恵まれ、麻織物の産地として大きく発展しました。
その地に1944年に創業した滋賀麻工業株式会社。伝統を重んじながらも、麻のさらなる可能性を追求し、糸から生地、寝具に和装品まで、麻の魅力を伝える製品作りを行っています。今回紹介する商品は、今まで培ってきた麻製品のノウハウを元に企画され、滋賀麻工業の自社工場と地域の協力工場を中心に生地から裁断、縫製まで丁寧に日本で作り上げています。
麻といっても種類はさまざま。その中から、縦糸にリネン、緯糸にヘンプを使って織り上げた生地で寝具を作り上げました。
人類最古の繊維と言われるリネン(亜麻)は主にフランス、ベルギーなどヨーロッパを中心に栽培されています。一般的に麻といえば「ごわごわ」、「シャリシャリ」とした固そうなイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、リネンはソフトでしなやかな風合いで汚れが付いても落ちやすいのが特長です。本品にはフランス製の上質なリネンを使用し、その固いイメージとは違った滑らかで心地の良い肌ざわりに作り上げています。
ヘンプ(産業用の大麻)は害虫に強く、雑草よりも早く成長するため、農薬や除草剤を使わず栽培できます。そしてヘンプを原料とした製品は容易に分解され、自然に返るため、地球環境の保全にもつながり半永久的に供給できるサスティナブル(持続可能)な素材として近年再注目されています。
また、素材の特長としては、リネンにはない天然の抗菌性があり、消臭効果が認められます。さらに、汗や湿気の吸収・発散性、通気性にも優れています。
その2つの素材を合わせることで、シャリ感もあるが滑らかで優しい肌触りと、汗を吸ってもすぐ発散して、快適な寝床環境をキープ。そして抗菌性があり、汗や皮脂などのにおいが付きにくいという特長のある生地に仕上げました。
汗をたくさんかく季節には、それを吸収する寝具の汚れが気になります。本製品は、ご家庭での洗濯が可能です。放熱性が高いため、比較的早く乾きます。
また、天然繊維の中でも麻は丈夫な素材で、長持ちするのはもちろんですが、洗濯を繰り返すほどやわらかくなり、サラッとしてもふわふわな独特の触感に育っていきます。
商品は全4種類。寝返りを打つたびにひんやり快適な「ピローケース」(2750円)、「敷パッド」(1万9800円)。ムレなく一晩中快適な寝心地で冷房対策にも便利な「肌掛け布団」(2万7500円)。洗うほどふわふわになり、さらさらの風通しが魅力の「ダブルガーゼケット」(1万1000円)。いずれも生成りとマリンブルーの2色展開。
今年の夏は滋賀麻工業の麻寝具でひんやり快適に過ごしてみてはいかがですか。
価格は全て税込み。価格や仕様などの情報はすべて掲載時のものです。