アプリの本人確認代行容疑 40歳女、570件超不正か


 電子決済アプリの利用に必要な本人確認の手続き「SMS認証」を代行し、他人がアカウントを不正取得する手助けをしたとして、埼玉県警は8日、私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、神奈川県秦野市堀西、無職、伊藤雅恵容疑者(40)を逮捕した。

 SMS認証は、アプリの利用登録をする際、スマートフォンの電話番号にショートメッセージで数字などの認証コードが送られ、利用者が入力することで本人確認する仕組み。県警は、容疑者が大量の格安スマホを契約し、送金などの機能を備えるアプリを匿名で使いたい人向けに有償で、この手続きを570件以上代行したとみて調べる。

 逮捕容疑は昨年7月、札幌市の男(29)=電子計算機使用詐欺罪などで公判中=に、電子決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」のアカウント作成に必要な電話番号や認証コードを伝え、アカウントを作らせたとしている。



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