東証、一時2万3千円割れ 米ダウ平均下落響く


 10日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落した。前日の米ダウ工業株30種平均の下落が響き、売り注文が先行した。下げ幅は一時200円に迫り、節目の2万3000円を割り込む場面があった。

 午前10時現在は前日終値比75円51銭安の2万3015円52銭。東証株価指数(TOPIX)は5・27ポイント安の1623・16。

 最近の米株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた経済が回復するとの見込みから買いが目立っていた。だが9日は米ダウ平均が7営業日ぶりに反落し、投資家の慎重姿勢が10日の東京市場に波及して朝方から幅広い業種の銘柄が売られた。

 ここ数日の円相場が円高ドル安傾向で推移しており、輸出関連企業の業績復調期待も後退した。



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