首相、香港情勢めぐるG7声明主導を表明 衆院予算委 2次補正予算可決へ





衆院予算委員会で答弁する安倍晋三首相=10日午前、国会・衆院第1委員室(春名中撮影)

 安倍晋三首相は10日の衆院予算委員会で、中国による香港への国家安全法制導入をめぐり、政府として先進7カ国(G7)の共同声明作成をリードする考えを示した。「(香港の問題は)1国2制度を前提に考えていく」としたうえで、「日本がG7の中で声明を発出していく考えのもとにリードしていきたい」と述べた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表の質問に答えた。

 首相は「G7は自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的な価値を共有する国々が集まり、世界をリードしていくということに大きな意義を持っている」と述べた。

 衆院予算委は10日、新型コロナウイルス感染症に対応する令和2年度第2次補正予算案に関する基本的質疑を実施した。補正予算案は質疑後に可決、午後には本会議でも採決され、衆院を通過する見通しだ。



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