アンドルー英王子VS米司法省 言い分に隔たり 少女への性的虐待関与疑惑 王室の権威失墜の恐れも

[ad_1]



 アンドルー英王子(AP)

 アンドルー英王子(AP)

 【ロンドン=板東和正】米富豪による少女への性的虐待事件に関与した疑惑が再燃している英王室のアンドルー王子(60)と米司法省が、「捜査協力」をめぐって主張を対立させている。メディアによると、米司法省は王子の聴取を英政府に正式要請。これに対して王子の弁護団は、王子は米司法省に対してすでに協力を申し出ているとの声明を公表した。王子への不信感が英国内で高まる中、米司法省の言い分を支持する意見が目立ち、王室の権威が失墜する恐れが懸念されている。

 王子はエリザベス女王(94)の次男。少女らへの性的虐待などの罪で起訴され、米ニューヨークの勾留施設で昨年8月に死亡(米当局は自殺と発表)した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告と親交があった。エプスタイン被告から性的虐待の被害にあったとする女性が2014年12月に訴え出た際、「17歳だった(2001年)ころ、エプスタイン被告の命令で王子と性的関係を持った」と告発し、王子の事件への関与疑惑が浮上した。しかし、王子は全面的に否定。関与は立件されていないが、疑惑はくすぶり続けていた。

 英BBC放送などによると、王子はこれまで米側の聴取に応じなかったため、米司法省が米英間で結ばれた刑事共助条約に基づいて英内務省に聴取を正式要請した。王子が聴取を拒めば、王子は英裁判所への出頭を求められることになる。だが、王子の弁護団は、報道を受けた8日の声明で「今年に入り少なくとも(米司法当局に)3度協力を申し出た」と強調。王子が捜査への協力を全く行っていないとの報道は、米司法当局の不正確な情報に基づいているとの認識を示した。

 BBCによると、米司法当局側は、王子の弁護団の声明に対し「王子は捜査に積極的に協力するかのように見せかけようとした」と非難し、言い分はかみ合っていない。

続きを読む

[ad_2]

Source link