【千夜一夜】カイロも変わる…か

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オートバイで移動するマスクを着けた夫婦=13日、カイロ(ロイター)

オートバイで移動するマスクを着けた夫婦=13日、カイロ(ロイター)

 エジプトの首都カイロの街頭では早朝にジョギングや散歩をする人が増えた。新型コロナウイルス感染防止のため3月末から夜間の外出制限が続くなか、ストレス発散と運動不足の解消を心掛ける人たちだ。夕方に自転車で街を走る人もよく見かけるようになった。

 カイロの夏は早朝から強い日差しがじりじりと照りつける。朝型の人に対応したのか、政府は14日から朝の外出解禁を1時間早め、午前4時からにした。夜更かしが好きなエジプト人の生活も変わりつつある。

 エジプトのイスラム教スンニ派最高権威、アズハル機構は今月上旬、「街頭でマスクをしないのは罪だ」との声明を出しマスク姿の人が街中でさらに増えた気がする。ただ、マスクをしていても、口に当てず顎まで下げている人も多く、感染対策が正しく理解されているとは言い難いのが実情だ。

 ホテルの入り口では額に非接触型の体温計を当てられ、発熱していないかチェックされる。あるとき「何度か知りたい」と頼んだところ、32度しかなかった。いつもきちんと調べているのか疑わしく思えた。

 エジプトは7月から国際航空便の運航を再開、外国人に人気がある紅海などのリゾート地で観光客を受け入れる方針だ。経済の停滞を考えればやむを得ないとはいえ、すこし心もとない。(佐藤貴生)

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