【シネマプレビュー】「ペイン・アンド・グローリー」

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(C)El Deseo.

(C)El Deseo.

 背中の痛みや膝の炎症などさまざまな体調不良を抱えた上、母親も他界し、生きる気力すら失った世界的映画監督のサルバドール(アントニオ・バンデラス)。痛みを和らげるためヘロインに溺れる中、恋人との別れを描いた自伝的な脚本が舞台で演じられることに。その舞台を偶然見た、かつての恋人から称賛の声をかけられ、なくした愛の痛み(ペイン)と、忘れていた栄光(グローリー)に満たされる。

 監督・脚本はスペインの奇才と呼ばれたペドロ・アルモドバル。本作は、「欲望の法則」(1987年)、「バッド・エデュケーション」(2004年)に続く3部作の第3章にあたる。いずれの作品も映画監督が主人公だ。「フィクションと人生は表裏一体。人生には常に痛みと欲望が伴う」(監督)という。

 サルバドールには監督自身が投影されている。体の痛みを抱えながら孤独の中に生きるサルバドールを、バンデラスが繊細に演じ、カンヌ国際映画祭の主演男優賞受賞。19日から東京・TOHOシネマズシャンテ、大阪ステーションシティシネマなどで全国公開。1時間53分。(啓)

★★★★

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)

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