茨城・龍ケ崎市議が祭りにビール差し入れ 公選法抵触の恐れ

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 茨城県龍ケ崎市の油原信義市議(69)が、地元の祭りの主催団体に缶ビール1ケース(24本入り、5千円相当)を贈っていたことが19日、分かった。市選挙管理委員会によると、政治家による選挙区内での寄付行為を禁じた公選法に抵触する恐れがある。

 油原氏によると、昨年7月下旬、祭りの初日に合わせて缶ビール1ケースを団体へ直接届けた。外部からの指摘を受け、祝儀の内訳を記録した団体の書類を調べたところ、市議の肩書で記されていた。油原氏は「議員に就く以前からの慣習で、毎年酒を差し入れていた。個人として贈ったつもりだった」と説明している。

 市選管は「選挙の有無にかかわらず、政治家が選挙区内の住民に寄付することは結婚式など例外を除き禁止されており、公選法に触れる可能性がある」との見解を示した。油原氏は現在3期目で、会派は無所属。

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