遺族会口座から60万円窃盗疑い、市職員逮捕 埼玉・飯能





埼玉県警察本部=さいたま市浦和区(内田優作撮影)

 埼玉県警飯能署は22日、同県飯能市が管理する市遺族会の預金口座から現金約60万円を不正に引き出したとして、窃盗の疑いで、同市地域・生活福祉課主査、勝山健一容疑者(49)=同県所沢市林=を逮捕した。「身に覚えがない」と容疑を否認している。

 逮捕容疑は3月5、6日に計2回、飯能市内の金融機関の現金自動預払機(ATM)で、市遺族会の預金口座のキャッシュカードを使って現金計63万8千円を不正に引き出したとしている。

 署によると、市の担当者が3月26日、市役所内の保管場所にカードと通帳がないことに気づいて署に相談し、金融機関の防犯カメラの画像から勝山容疑者が浮上した。市によると、勝山容疑者は遺族会に関する業務には携わっていなかったという。

 大久保勝市長は「行政に対する市民の信頼を大きく失墜させたことをおわびする。今後の捜査の進展状況を踏まえ厳正に対処する」との談話を発表した。



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