津波跡地に大型ドッグラン 仙台、プールやカフェも





開業した「ガモウパーク 海の近くのドッグラン」で遊ぶ犬と飼い主=23日午前、仙台市

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた仙台市宮城野区の沿岸部に、愛犬と楽しめる「ガモウパーク 海の近くのドッグラン」が23日、オープンした。市の防災集団移転跡地約7500平方メートルを活用。ドッグプールやカフェも整備した。

 仙台市の跡地利活用事業に建設機械修理・販売の橋本建機(宮城県名取市)が応募し、南蒲生地区の一画を借り上げた。ドッグランは、悪天候でも使えるテント屋根付きと天然芝を使った屋外ランがあり、施設内には犬のシャンプーができる場所もある。

 併設するカフェには、犬を連れていない人も利用できるスペースを設けた。施設近くには「避難の丘」があり、津波発生時に逃げることができる非常口も確保した。

 3歳の愛犬「ゆず」と訪れた仙台市の会社員、針生ゆきえさん(39)は「海の近くで風が気持ち良い。震災前のようにまた人が集まれる場所ができてよかった」と喜んだ。



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