消費電力を抑えて効率的に計算する性能を競うスーパーコンピューターの世界ランキングが22日発表され、人工知能(AI)ベンチャーのプリファード・ネットワークス(東京都千代田区)が開発したスパコン「MN-3」が世界一になった。
計算技術に関する国際会議で発表された。同会議ではスパコンの計算速度の世界ランク「TOP500」も発表され、理化学研究所の新型スパコン「富岳」(神戸市)がトップとなった。富岳は、より実用的な計算や人工知能(AI)、大規模データの計算性能を競う分野でも首位となり、世界初の4冠を達成。
プリファードが首位となった、省エネ性能を競う「GREEN500」を含め、日本勢が5つのタイトルを制した。