墓石など約60基倒される 民家敷地の墓も被害、群馬


 群馬県藤岡市の宗永寺近くの墓地で、約60基の墓石や石灯籠などが何者かに倒されていたことが、23日分かった。墓石の一部は割れていた。藤岡署によると、同市内では、19日ごろから、民家の敷地にある墓石が倒されるなどの被害が複数件あり、関連も含めて捜査している。

 署によると、20日午前10時ごろまでは異常がなかったが、22日午前11時ごろに近所の住民が墓石が倒れていることに気付き、連絡を受けた住職が110番通報した。工具などを使った形跡はなく、押したり蹴ったりされたとみられる。墓地は寺から約50メートルの場所にある。

 住職の清章司さん(86)は「怒りを通り越している。正常な感覚があればやらない行為」と話した。被害を聞き駆け付けたという檀家(だんか)の女性は「こんなことが起きるなんて信じられない」と驚いた様子だった。



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