偽造カードで1億円超を不正購入か マレーシア人3人逮捕 警視庁

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 偽造したクレジットカードを不正利用し、1億円超の商品などを詐取したとみられるマレーシア国籍の男3人が警視庁組織犯罪対策特別捜査隊に逮捕されていたことが25日、分かった。3人はリーダー格で、組特隊は10人以上が関与したとみて裏付けを進めている。

 不正電磁的記録カード所持などの疑いで逮捕されたのは、タン・チュン・キット(28)とチョン・ティエン・ジン(27)の両容疑者。偽造カードで香水を不正購入したとして、不正作出支払用カード電磁的記録供用などの疑いでテオ・コック・レオン容疑者(40)も逮捕された。

 組特隊によると、3人は出入国を繰り返し、逮捕時は東京都豊島区池袋の宿泊施設に滞在していた。同区雑司ケ谷の関係先の捜索で完成品の偽造カード、カード情報を記録する磁気テープがついていない「生カード」など計約2100枚を発見。カード表面に文字を打ち込む刻印機もあり、偽造拠点だったとみられる。

 3人は、一般住宅に有料で旅行者を泊める「民泊」などを転々とし、昨年11月~今年6月、新幹線乗車券や健康食品など約1億円以上を不正購入し、マレーシアや中国に送った可能性があるという。

 タン容疑者とチョン容疑者は6月13日、偽造カードを所持したとして現行犯逮捕。テオ容疑者は中野区のドラッグストアで3月、香水5点(計1万9690円)を偽造カードで不正購入した疑いで逮捕された。

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