長男に傷害負わせた27歳母親に実刑 「極めて危険な犯行」さいたま地裁





さいたま地裁

 埼玉県草加市の自宅で平成29年9月、長男(7)の背中を突き飛ばして重い障害を負わせたなどとして傷害と暴行の罪に問われた母親の無職、高橋冴季(たかはし・さき)被告(27)に、さいたま地裁は25日、懲役6年(求刑懲役9年)の判決を言い渡した。

 一場修子裁判官は判決理由で「執拗(しつよう)かつ極めて危険な犯行」と断じ、「自己の行為を省みる契機が十分にあったにもかかわらず、虐待を継続した。強い非難に値する」と指摘した。

 判決によると、高橋被告は29年9月20日、自宅で当時4歳だった長男の背中を突き飛ばすなどし、意識不明の重体にさせた。長男は脳に障害を負い現在も意思疎通ができない。



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