25日午前の東京株式市場の日経平均株価は続落した。新型コロナウイルス感染症の流行による景気低迷が懸念された。下げ幅は一時300円に迫り、取引時間中として1週間ぶりの安値を付けた。ただ円相場の円安ドル高傾向は株価の支えとなった。
午前10時現在は前日終値比123円82銭安の2万2410円50銭。
米南部や西部での流行深刻化を受けて経済活動が停滞するとの見方が強まり、24日の米ダウ工業株30種平均終値は前日比710ドル下げた。米ナスダック総合指数も9営業日ぶりに下落し、東京市場の心理を冷やした。国内は東京を中心に感染が持続し、重荷となった。
国際通貨基金(IMF)が世界全体の2020年の経済成長率見通しを下方修正し、投資家の不安感を高めた。