ASEAN首脳会議開催 ベトナム首相、「無責任な行動」を批判

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 【シンガポール=森浩】東南アジア諸国連合(ASEAN)は26日、テレビ会議形式で首脳会議を開いた。中国と加盟国の摩擦が常態化している南シナ海情勢や、新型コロナウイルスへの対応などが議題となったもようだ。

 議長国ベトナムのフック首相は首脳会議に先立っての演説で、「全世界が伝染病(新型コロナ)と戦うために苦労している間、国際法に違反し、地域の安全に影響を与える無責任な行動があった」と名指しは避けつつ、中国を念頭に置いて批判した。

 ベトナムは中国船による体当たりで自国漁船が沈められる例が相次ぎ、中国への批判を強めている。インドネシアも中国が南シナ海に独自に設定した境界線「九段線」に反発する姿勢を示す。一方でカンボジアなど親中姿勢を鮮明にする国もあり、対中国でASEANが一枚岩となるのは難しい状況だ。

 ASEAN首脳会議は春と秋に開かれており、今年は4月にベトナム中部ダナンで開催予定だったが、新型コロナの感染拡大を受けて延期。各国の国境封鎖措置も継続していることなどから、テレビ会議形式での実施となった。

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