兵庫県警生活経済課は、数十匹の犬を犬の排泄(はいせつ)物がたまった同県三木市の空き家で飼育し虐待したとして、動物愛護法違反の疑いで住所不定、会社員の男(55)を逮捕した。「餌や水もあげている。虐待しているつもりはない」と容疑を否認している。同課は28日までに66匹が飼われていたことを確認した。
同課によると、木造2階建ての空き家の1、2階には数年分とみられる排泄物、犬の毛、餌の残りが数トン堆積。膝くらいまでの高さの所もあった。犬は汚れているが、衰弱はしていない。男は2~3日に1回、餌を与えるために訪れていた。
逮捕容疑は6月24日、排泄物などがたまった三木市内の空き家で犬数十匹を飼ったとしている。