横浜市南区で特殊詐欺被害が連続発生 神奈川県警が警戒呼びかけ


 神奈川県警南署は29日、横浜市南区内で特殊詐欺による被害が2件発生したと発表した。

 22日、区内に住む60代無職女性の自宅に女性の息子を装った男から電話があり、「宛先を間違えて、小切手が入った書類を送ってしまった。200万円貸してくれないか」などと嘘を言われた。女性は男が次男であると信じ込み、同日、自宅近くの駅前路上で、息子の同僚を名乗る男に現金200万円を渡し、だまし取られた。

 24日には同区の80代無職女性の自宅に、家電量販店店員や警察官を装う男2人から電話があり、「娘さんがあなた名義のカードでテレビを買おうとしている。本人で間違いないか」「あなたのカードが偽造された」などと嘘を言われ、同日、自宅に現れた別の警察官を名乗る男にキャッシュカード1枚を渡し、だまし取られた。女性は後からおかしいと思い、その日のうちに110番通報したが、すでに現金50万円が引き出されていたという。

 同署は「怪しい電話には出ず、警察に相談を」と警戒を呼びかけている。



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