3日午前7時半ごろ、近鉄橿原線の笠縫-新ノ口駅間(奈良県田原本町)を走行中の大和西大寺駅発橿原神宮前行き急行電車(4両編成)の3両目で、乗客の女性がかばんの中に入れていたモバイルバッテリーから白煙が上がり、同電車が緊急停止した。
煙を確認した職員が3両目に乗っていた乗客全員を別の車両に移し、バッテリーだけを3両目に残して運転を再開。大和八木駅(同県橿原市)でバッテリーを消火した。乗客約400人にけがはなかった。
近鉄によると、この影響で同線は上下線で最大約30分の遅れが出て、約4千人に影響した。