「シルク・ドゥ・ソレイユ」再生手続きへ 公演中止相次ぎ 

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カナダのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」による公演=1月15日、ラトビアの首都リガ(ロイター)

カナダのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」による公演=1月15日、ラトビアの首都リガ(ロイター)

 高い芸術性で世界的な人気を誇るカナダのサーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」は29日、カナダの裁判所に企業債権者調整法の適用を申請し、事業再生手続きに入ると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で、米ラスベガスをはじめ世界各地で公演中止が相次ぎ、資金繰りが行き詰まった。

 今後、既存株主などから3億米ドル(約320億円)の金融支援を受け再建を目指す。ラマー最高経営責任者(CEO)は声明で「36年にわたり大きな成功を収め、利益を上げてきたが、将来の復活のため、行動しなければならない」と述べた。

 劇団はカナダのモントリオールに本拠を置き、日本にもファンが多い。米国の一大観光地であるラスベガスでの大規模な定期公演が有名だが、新型コロナの影響で中止に追い込まれた。(共同)

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