世良公則氏、落選後も活発な政治発信:高市早苗首相への期待とネットの賛否

大物ミュージシャンである世良公則氏が、2025年7月の参院選で大阪選挙区から出馬し、25万票あまりを獲得するも落選したにもかかわらず、自身のX(旧Twitter)上で政治的な情報発信を積極的に続けていることが注目を集めています。特に、高市早苗氏が総裁・総理大臣に就任して以降、世良氏は海外の政治ニュースなどを引用しながら、日に何度も自身の意見を投稿し、その内容から高市首相と高市内閣への強い期待が読み取れます。

世良公則氏の歩みと政治活動の背景

世良公則氏は、1977年11月にレコードデビューしたバンド「世良公則&ツイスト」のボーカリストとして一世を風靡しました。デビュー曲「あんたのバラード」で披露されたパワフルな歌声は多くのファンを魅了し、次々とヒット曲を連発、あっという間に時代の寵児となりました。1981年のツイスト解散後はソロ活動へと移行し、音楽活動を継続しています。その彼が、2025年7月の参院選に大阪選挙区から無所属で立候補。25万票を超える票を得ながらも惜しくも落選しましたが、その後もライブ活動と並行して政治に対する積極的な発信を続けています。この長年の音楽活動で培われた表現力と影響力が、彼の政治的言動にも反映されていると言えるでしょう。

高市内閣への期待と具体的な発信

世良氏のXでの投稿は、高市早苗氏が総理大臣に就任して以降、その期待を明確に示しています。例えば、10月21日には高市首相誕生のニュースに対し「期待したい」とポスト。さらに10月22日には、片山さつき財務大臣の記者会見での発言「財政の帳尻を合わせることだけが究極の目的なんかじゃなくて、それは手段として出てくることはあるが、究極の目的はやはり、成長する日本を将来に残すこと。夢や期待が残る国にならなくちゃいけない。そういう方向に持って行くことを財務省は出来てなかった」を引用し、「実に頼もしい」と称賛しました。

そして、10月28日には、高市首相と米国のトランプ大統領が横須賀米軍基地でアメリカ兵を前にツーショット演説をしたという報道写真を引用し、「高市総理が讃えられ こんな光景が見られるとは」と、深い感銘を示すような投稿をしています。これは、日米関係における日本の存在感向上への期待感を世良氏が抱いていることを示唆しています。

世良公則氏がXで引用した高市早苗首相とトランプ大統領の共同演説写真世良公則氏がXで引用した高市早苗首相とトランプ大統領の共同演説写真

世良氏の発言に対するネット上の反響

しかし、世良氏のこれらの政治的発信は、X上で賛否両論のリプライが入り乱れ、まさに侃侃諤諤(かんかんがくがく)の議論を巻き起こしています。世良氏の意見に賛同するリプライとしては、「これは凄かったですね。まず見られない光景」「岸田、石破両氏では想像すらできない光景だと思う」「日本人として本当に嬉しい。新たな時代への大いなる希望」といった声が寄せられ、高市内閣への期待感や、新しい政治の到来を歓迎する意見が多く見られます。

一方で、高市首相や世良氏の発言に懐疑的な意見も少なくありません。「軽すぎる、気に入って貰おうと張り切るパフォーマンスかな」「コレ見て喜べるんですか?」といった批判的なコメントや、過去に世良氏が発表した楽曲の歌詞を引用して彼の発言を皮肉る投稿なども見受けられ、政治的な立場や見解の多様性が浮き彫りになっています。

結論

参院選での落選後も、世良公則氏は自身のプラットフォームを通じて政治に対する強い関心と明確な意見を発信し続けています。特に高市早苗首相とその内閣への期待を表明する投稿は、多くの人々の注目を集め、賛否両論の活発な議論を呼んでいます。彼の発信は今後も社会的な関心事として、引き続き多くの人々の注目を集めることでしょう。

参照元