気象庁「線状降水帯が発生の可能性」 九州南部の大雨特別警報 

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大雨特別警報が発表され、緊急記者会見をする気象庁の中本能久予報課長(左)=4日午前6時ごろ、気象庁

大雨特別警報が発表され、緊急記者会見をする気象庁の中本能久予報課長(左)=4日午前6時ごろ、気象庁

 熊本県と鹿児島県の一部で大雨特別警報が発令された4日朝、気象庁が会見を開き「命を守るために最善を尽くさなければならない状況。指定された避難場所に向かうことにこだわらず、川や崖から少しでも離れた頑丈な建物などに避難する判断を」と最大限の警戒を呼びかけた。特別警報の発令は昨年10月の台風19号以来で、熊本県、鹿児島県とも発令は初という。

 気象庁によると、九州南部に停滞した梅雨前線に向かって南と西から暖かい湿った空気が流れ込み、大気が不安定な状態となった。積乱雲が次々と線状に発達して激しい雨を降らせる「線状降水帯」が発生した可能性もあるという。

 大雨特別警報が発令されているのは、熊本県の宇城八代、天草、芦北、球磨地方、鹿児島県は出水・伊佐地方。気象庁のレーダー観測では、熊本県天草市では1時間に98ミリの猛烈な雨を記録し、観測史上1位の記録を更新。同県水俣市では24時間降水量が400ミリ、宮崎県えびの市で320ミリ、鹿児島県鹿屋市で280ミリを超えた。

 気象庁予報課の中本能久課長は会見で「既に災害が発生している可能性が高く、避難が困難になっている場所もある」と説明。特別警報は今後ほかの市町村にも拡大する可能性もあるという。

 梅雨前線は4日夜にかけてゆっくりと南下していき、現在特別警報が出ている地域の猛烈な雨のピークは4日午前中までとみられている。5日午前6時までの24時間予想降水量は、熊本県の多いところで150ミリ、鹿児島県で180ミリ。

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