4日午前2時25分ごろから、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入した。第11管区海上保安本部(那覇)によると、近くを航行中の日本漁船に接近しないよう、海保の巡視船が安全を確保している。
尖閣周辺での領海侵入は今年15日目。2隻は2日夕以降、領海内で操業中の日本漁船に接近しようとする動きを繰り返し、30時間以上にわたり領海に滞在した後、3日夜に領海外へ出ていた。
領海外側にある接続水域でも別の中国船2隻が航行しており、うち1隻は機関砲のようなものを搭載。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは82日連続で、平成24年9月の尖閣国有化以降で最長の連続日数を更新した。