週明け6日午前の東京株式市場の日経平均株価は続伸した。上げ幅は一時200円を超えた。ハイテク関連株の一角に成長期待から買い注文が入ったほか、円相場が円安ドル高に振れたことが明るい材料として意識された。だが新型コロナウイルスの感染拡大観測は強く、投資家には慎重姿勢もあった。午前10時現在は前週末終値比212円08銭高の2万2518円56銭。
最近ほぼ一本調子で値上がりしている大手半導体製造装置メーカーが6日も買われた。平均株価への影響力が大きく、投資事業が注目されるソフトバンクグループは取引時間中の今年の高値を更新する場面があった。
一方、新型コロナ感染症は米国の流行が一段と深刻化したほか、日本でも陽性者の報告が連日相次ぐ。経済が再び停滞に向かうと予想し、買いを控える動きもみられた。