立憲民主党は本来なら129議席の獲得も狙えたはずだった、とメディアが接戦区を落とした件を憂慮

立憲民主党は本来なら129議席の獲得も狙えたはずだった、とメディアが接戦区を落とした件を憂慮

 立民は公示前の110議席を96議席に減らした。一本化した小選挙区で、野党候補が勝利したのは59にとどまった。仮に1万票差以内の「接戦区」を全て勝ち抜いていれば、一本化した小選挙区の4割を超える90議席を獲得できたことになり、公示前議席からの上積みも狙えた。

【速報】衆院選は自民党過半数割れで岸田首相は早期退陣へ

【速報】衆院選は自民党過半数割れで岸田首相は早期退陣へ

最悪のシナリオを想定しておくことは大事だ。今回の衆院選に先立ち山口と静岡で参院選の補選があったが、自民党の地盤とも言える静岡で負けてしまったのはあまりにも痛手だ。このままでは自民党単独過半数割れで40人以上が落選する惨敗を喫することになる。岸田首相も早期退陣を余儀なくされるだろう。

全選挙区の4割が与野党がしのぎを削る接戦地区だと判明して自民党議員が一斉落選する可能性が浮上

全選挙区の4割が与野党がしのぎを削る接戦地区だと判明して自民党議員が一斉落選する可能性が浮上

 これを見て慌てたのか、自民は21日、甘利明幹事長と遠藤利明選対委員長の連名で「急告 情勢緊迫」と題した通達を各陣営に送付。「多数の選挙区で与野党一騎打ちの構図になり、憂慮に堪えない」「多くのわが党候補者が当落を争う極めて緊迫した状況にある」などと危機感をあらわにしている。

新潟5区に出馬した米山隆一が自民党候補をリードして当選の可能性が濃厚になってきたと判明

新潟5区に出馬した米山隆一が自民党候補をリードして当選の可能性が濃厚になってきたと判明

無所属新人の米山隆一が立憲民主、共産、社民支持層の大半を固め、無党派層にも浸透してリード。自民前職の泉田裕彦は自民支持層の取り込みが4割にとどまり、基盤固めが課題だ。無所属新人の森民夫は知名度の低い魚沼地域で伸びを欠く。

同世代では圧倒的だった小泉進次郎の集客力に陰りが見え始めてしまい応援演説で人を集められず

同世代では圧倒的だった小泉進次郎の集客力に陰りが見え始めてしまい応援演説で人を集められず

「当選すれば間違いなく大臣になる候補者の一人だ」。小泉氏は17日、東京都町田市のJR成瀬駅前で衆院選の立候補予定者をこう持ち上げた。ただ、小雨だったとはいえ、駅前に集まった聴衆は100人程度。環境相就任前は数千人規模を呼び込んだ小泉氏の集客力に陰りが生じている。

党首討論会で岸田総裁とそれ以外の8人の意見がくっきり別れてしまい自民党の立ち位置が確定

党首討論会で岸田総裁とそれ以外の8人の意見がくっきり別れてしまい自民党の立ち位置が確定

結果は両方とも、8党首が手を挙げたが、岸田総裁だけ挙手しなかった。岸田総裁はその理由について問われると、選択的夫婦別姓については「国民の皆さんの意識がどこまで進んでいるのか考えていくことが重要」。LGBT法案については「議員立法の議論を踏まえた上で法案の取り扱い方については考えていくべき。時期を確定することは避けさせていただいた」と話した。

選挙プランナーの予測だと自民党は若干議席数を減らすものの衆院選の勝敗ラインを大幅に上回ると判明

選挙プランナーの予測だと自民党は若干議席数を減らすものの衆院選の勝敗ラインを大幅に上回ると判明

「自民は18の小選挙区で落としますが、比例は69と若干上乗せします。また、連立を組む公明も小選挙区で1議席増、比例では2議席増の計23議席、自公では293議席になります。では、自民が減った分はどこに行くか。“革新”には入れない、“棄権”したくない層の受け皿として日本維新の会が上積みして15議席を増やし、25議席になるでしょう。“保守勢力”という観点から見れば、負けない選挙です」

群馬県知事の法的措置宣言で群馬県庁が迷惑を被りまくっていたと県の担当者たちが告白してしまう

群馬県知事の法的措置宣言で群馬県庁が迷惑を被りまくっていたと県の担当者たちが告白してしまう

群馬県庁に県民の反応について取材を依頼すると、「一時期は電話がパンク寸前でした」と言う。

「ひっきりなしに鳴り続け、とても件数を数えるどころではありませんでした。内容も多岐にわたっており、知事の法的措置という発言に賛成する内容もございましたし、反対するご意見もございました。職員も対応に忙殺されましたが、県民の皆さまがどれだけ群馬県のことを愛し、ランキングの問題を真剣に考えているかは充分に伝わってきたと受け止めております」

立憲民主党議員が維新候補者の自宅に押しかけた件で立民議員側が謝罪する考えがないと表明

立憲民主党議員が維新候補者の自宅に押しかけた件で立民議員側が謝罪する考えがないと表明

一方、15日に取材に応じた小川氏は一連の行動が事実であることを認めた上で「私の政治信条では、与野党1対1の対決構図が国民のためだ。悪意を持って切り取られて公表され、非常に一方的だったと感じる。正当な政治活動で、おわびするつもりはない」と述べ、小川氏自身は謝罪する考えがないことを示した。